第37話  近づく戦

miyue_37.jpg ユエの出産から数か月後。羋姝は玳瑁の件でユエへの恨みをつのらせ、2人は疎遠になっていた。 公孫衍は諸国の宰相となり、打倒秦の準備を進めていた。脅威の1つである義渠の懐柔を図るため、張儀と華公子が義渠王の婚儀に向かう。婚儀の場で魏の使者と張儀は口論になるが、張儀の舌がこれを上回る。 大王の寵愛も地位もないことに不満を持つ孟昭氏は、中行期という魏の密偵らしき男に助けを求めていた。ある日、ユエは楚の宝である「和氏の壁」が咸陽にあると聞く。