第58話  抜け駆け

nyoiden_58.jpg 舒妃に子宝の薬の秘密を教え、死に追いやったのが炩妃であるということが皇太后に知られてしまう。窮地に立たされた炩妃は、皇太后の怒りを静めるため、今後は舒妃に代わって皇太后に尽くすと言うが、結局厳罰が下される。そんな折、蒙古(もうこ)から新たな妃(きさき)・巴林(バリン)氏が入内(じゅだい)する。乾隆帝は巴林氏を穎嬪(えいひん)に封じて寵愛し、木蘭囲場にも連れていく。寵愛の復活をもくろむ炩妃は皇太后の協力を得て、円明園を抜け出し、乾隆帝のあとを追うのだった。