第47話  甘い罠

miyue_47.jpg ユエの助言を受け公孫衍への執着に気付いた張儀は、蜀討伐に賛成すると同時に蜀攻めの名案も考え出す。大王から叱責を受け承明殿から足が遠のいていたユエだが、大王の真意を聞き二人の仲も元通りになる。 稷を亡き者にしようと企んだ羋姝は、少司命の祭祀の前日、蜂を引き付ける香りを染み込ませた着物を稷に贈る。当日、標的の稷よりも先に蜂の大群に襲われたのは、外出禁止の約束を破り庭に出た蕩だった。葵姑に守られた稷は軽症で済んだものの、蕩と葵姑は重篤に陥る。太医令も女医の摯もなす術がなく、大王は「治療できる者に金1万」との触れを出す。