第71話  偏愛の波紋

nyoiden_71.jpg 寒香見に心を奪われた乾隆帝は、あの手この手で寒香見の機嫌を取ろうとする。だが寒香見は許婚(いいなずけ)の死を深く悲しみ、乾隆帝を寄せつけなかった。第三皇子は、病を患う母親を顧みず、寒香見に熱を上げる乾隆帝に腹を立てる。そこで都に広まる艶聞を乾隆帝に伝え、それとなく諭すが、逆に乾隆帝の怒りを買い、絶縁を言い渡されるのだった。第三皇子が心に打撃を受け、重症に陥ってしまったため、純貴妃(じゅんきひ)は雨の中を跪(ひざまず)き、乾隆帝に許しを請う。