#4  【秘密】後編

JacksonBrodie_04

家に戻るとランド家の娘で女優のジュリアが居た。末妹オリビア失踪事件の真相解明後、2人の仲は急接近している。ブロディは誘ってくるジュリアの相手をする事なく、愛娘のマーリーに会うため出掛けようとしていた。すると突然後ろから男に襲われる。駐車場でバットを振り回していた暴漢だった。「首を突っ込んだのが間違いだ」と言うその男をブロディは何とか撃退するも、そのまま逃げられてしまう。
駐車場での事件の目撃者が狙われていると考えたブロディは、急いでマーティン・キャニングの家を目指す。だがそこには、既に血だらけの死体があった。死体の身元はコメディアンで公演真っ最中のリチャード・モート、彼は友人であるマーティンの家に寝泊まりしていたのだ。彼はマーティンと間違えられて殺されたのか...。
どうして暴漢はブロディの名前と家を知る事が出来たのか。ブロディの名刺を渡し、被害者となった掃除代行会社の女性と知り合いなのか。ブロディは2人のロシア人女性が事件と関係がある可能性を警察に示唆するも、そんな推測に基づいて捜査を進める気はないとマンロー警部補に突っぱねられる。ブロディは自分で男を捜し出す事を決意する。
暴漢が乗っていた車を調べると、ある土地の開発業者が所有している事が判明する。車の所有者は "ハッター・ホームズ"の経営者であるグラハム・ハッターだった。グラハムの自宅に向かったブロディは、そこで暴漢が写っている写真を見つける。グラハムの妻であるグロリアは、写真の男は夫の部下である事をブロディに告げる。
事件の繋がりを探るため、掃除代行会社"フェイバーズ"に入り込むブロディとマーティン。会社は営業停止の状態で無人だった。ブロディが捜査を続ける中、グロリアから借りた手帳の暗号を解くマーティン。すると彼は唐突に、3年前にロシアのサンクトペテルブルクに行った時の出来事を話し出す...。