#6  【過去】後編

JacksonBrodie_06

他人の免許証を持っていた事で身分を勘違いされ、警察に捕まっていたブロディ。マンロー警部補の助けとレジーの証言のお陰で起訴は免れた。仮釈放中のアンドリュー・ジョーンズは、自身を死んだと思わせる為に列車事故で瀕死のブロディと財布を交換していたのか。
レジーの雇い主であるジョアンナは、ジョーンズが出所した週から消息不明となっていた。マンロー警部補に、ジョアンナの通話記録を調べる様に頼むブロディ。二人はジョアンナとジョーンズの関係性を知っていた。ひとり状況が飲み込めないレジーに、ブロディは30年前の出来事を話し出す...。
探偵事務所に戻ると、妻の浮気調査を依頼していたムーアがまた来ていた。ブロディは妻の居所を把握していたが、妻を見つけたさに平気で嘘をつくムーアに辟易していた。調査は解決済だと伝えるも今度は妻との浮気を疑られ、ムーアを追い返す。
マンロー警部補からの報告で、ジョーンズの仮釈放の1カ月前にジョアンナが面会に来ていた事が判明する。事情を知った夫のニールが協力して身を隠しているのだろうと考えるブロディだったが、彼女が出て行った理由は夫婦喧嘩だと言い張るニール。腑に落ちないブロディだったが、ニールが彼女の不在を嘘でごまかしている事だけは判った。
事件の切り抜き記事を見て海辺に出向くブロディ、そこで血だらけのジョーンズの死体を見つける。30年の孤独と、犯した罪を悔やんでの自殺なのか...。ジョアンナは未だに姿を現さない。
ブロディに調査を打ち切られたムーアは、自力で妻の行方を捜していた。一方、妻のミシェルも夫の行動に恐怖を感じ、警察に相談を持ち掛けていた。探偵に困っていると言うミシェルに、マンロー警部補の部下であるスチュアート巡査は、ブロディへの対抗心から自分の連絡先を渡す...。