第78話  御花園(ぎょかえん)の幻

nyoiden_78.jpg 如懿と凌雲徹の醜聞は、幼い永璂の心にも暗い影を落としていた。そんな弟を兄として優しく見守る第五皇子・永琪(えいき)だが、何もしてあげることができず、歯がゆい思いを抱えていた。凌雲徹に対する仕打ちはこの先もまだ終わらないのではと、如懿が不安を募らせていた矢先、乾隆帝は凌雲徹を最低位の掃除係へと配置換えする。その頃、炩妃と進忠(しんちゅう)は、乾隆帝と如懿の仲を完全に引き裂くため、再度、凌雲徹を利用することを考えていた。