最終話  【希望】後編

JacksonBrodie_12

朝、サミラの母親から電話が入る。娘が父親であるミニャウイと口論になり、男の元へ戻ると言って出て行ったと聞く。男からは娘に何度も電話がきて戻ってくれと言われていた、夫に立ち向かって娘を守るべきだったと自分を責める母親...。
サミラを訪ねにバーへ向かうブロディ。母親の想いを聞かせ、何かあったら電話してくれと言い残し立ち去る。バーを出ると、ミニャウイが部下を連れて店に入ろうとしていた。娘と付き合っているリースから、金で娘を取り戻そうとするミニャウイ。強引な父親だと責めるブロディに対し、何が最善なのかは父親の私が決めると言われ、何も出来ないブロディだった。
アイラ・ケルソの事件の関係者と思われる、画廊の経営をしていた元講師のファーガス・バンクスを調べていると、ブライアン・スティール議員の名前が浮上する。撮影で来ていたランド家の娘で女優のジュリアが偶然、議員事務所から追い出されているバンクスを見掛けていた。スティール議員を訪ね、アイラ・ケルソと接触した人物を調べていると伝えるブロディ。バンクスの画廊パーティーには行ったが大勢の人が一緒で、彼女に会った記憶は無いと言うスティール議員。そして、亡くなった彼女の息子であるエイダンの力になりたいと言う...。
サミラから、友人であるアビゲイルが襲われてしまったと電話が入る。リースに家畜みたいに売り買いされたサミラは、怒りから彼のドラッグを盗んでいたのだ。ドラッグを捜すため罪の無いアビゲイルを襲った事に、更に怒りが増すサミラはリースへの報復に部屋を飛び出す。サミラを追い掛け、殺す勢いでリースを襲うサミラをブロディは止めようとする...。