7月19日~7月23日

7月19日(月)
「防衛白書に台湾明記!日本の対中国戦略は万全か?」

ゲスト:佐藤 正久(自民党参院議員 / 党外交部会長)、渡辺 周(立憲民主党衆院議員 / 元防衛副大臣)

今年度の防衛白書は、米国と中国の対立激化を背景に、米中関係に特化した節を新設。中でも、台湾をめぐる米中対立は一層顕在化していく可能性があるとして「台湾情勢の安定は、わが国の安全保障や国際社会の安定にとって重要」との認識が、初めて明記された。沖縄県に隣接する台湾の周辺は日米両国と中国がせめぎ合う最前線で、日本のエネルギーが海上輸送される生命線でもある。中国海警局による尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺への領海侵犯に関しても、初めて「国際法違反」だと非難したが、緊迫する西太平洋・南シナ海情勢をにらんでのことだ。
軍事膨張を続け、力による現状変更を強引に推し進める中国に対する日本の安全保障戦略について、防衛白書の書きぶりを基に専門家が分析する。


7月20日(火)
「日韓攻防!韓国・文大統領が来日を断念した裏事情」

ゲスト:磐村 和哉(共同通信社 編集委員)、武貞 秀士(拓殖大学大学院 客員教授)

韓国大統領府は19日、東京五輪開会式に合わせた文在寅大統領の訪日を断念すると発表した。訪日の条件として、菅義偉首相との首脳会談を要請していたとみられているが、日韓両政府は水面下で、いかなる攻防を繰り広げていたのか?もっとも、反日姿勢を改めない文大統領の来日に意味があったのかは疑問だ。
一方、「ポスト文」を選ぶ来年3月の韓国大統領選挙戦はすでに本格始動。保守・革新の有力候補者は「争点は日本」とばかりに「親日」「反日」が入り乱れた非難合戦を展開する。「日韓関係を国交正常化以降、最悪に追い込んだ」と、韓国内でも批判が絶えない文政権だが、大統領任期が残り1年を切る中、文氏は日本に対し何を画策してくるのか?また、文政権に見切りをつけ、中国に近づく北朝鮮の狙いは?刻々と動く朝鮮半島の最新情勢を徹底分析する。


7月21日(水)
「バイデン大統領とトランプ前大統領が再び激突!」

ゲスト:渡部 恒雄(笹川平和財団 上席研究員)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部 教授)

この半年、「アメリカの再建」を繰り返し宣言してきたバイデン大統領。だが、新型コロナウイルス・デルタ型変異ウイルスの感染拡大に加え、ワクチン接種率も急速に鈍化するなど、 新型コロナの脅威は未だ消えていない。バイデン大統領の支持率低下は、感染対策に問題があるからなのか?
一方、夏に入り、トランプ前大統領が政治活動を活発化させ始めた。来年11月の中間選挙で議会多数派に返り咲きたい共和党は、再びトランプ前大統領の元で結束するのか?
米中対立が激化する中で、バイデン大統領とトランプ前大統領の支持者が対立する国内の分断は収束する気配すらない。内憂外患に直面するアメリカの今を徹底分析する。


7月22日(木)
「熱中症に豪雨に落雷『夏のまさか』から身を守る!」

ゲスト:山村 武彦(防災システム研究所 所長)、三宅 康史(帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター長)

各地で梅雨が明け、暑さが本格化。全国で35度以上の猛暑日が記録され、今後も暑さは一段と厳しくなる見込みだ。コロナ禍の2度目の夏もマスク生活が続くが、この時期、用心しなければならないのが「熱中症」。こまめな水分補給や、屋内での冷房といった対策が必要だが...水分の正しい摂り方は?冷房は何度が適正?など、具体的にはわからない事だらけ。そこにきて、豪雨や落雷、台風など、今夏も天気の急変に引き続き警戒が必要だ。実際、豪雨によって大規模な土石流にも襲われた。
熱中症と防災それぞれの専門家をゲストに、これまでの常識が通用しない!?"夏のまさか"から自分の身を守る方法を考える!


7月23日(金)
「電気業界の挑戦と二極化進む大学間競争」

ゲスト:増田 ユリヤ(ジャーナリスト)、矢嶋 康次(ニッセイ基礎研究所 チーフエコノミスト)

注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が徹底解説する「NEWS勘どころ」、ゲストが独自の目線でニュースに切り込む「クロスアングル」、そして気になる新聞記事を深堀りする「ニュースのツボ」の、3つのコーナーをお届け。
今回の「クロスアングル」は、日本経済を支えてきた電気業界の現状に触れながら、今後世界で生き残っていくには何が必要なのかを提言する。
もう一つは、少子化により経営が厳しくなってきた日本の大学について取り上げる。進学率が進む一方、年々高額になる大学の学費。高倍率化する大学と定員割れする大学の二極化が進む中、明日の日本を背負う人材はどうしたら生まれるのか考える。