第78回 英国人を魅了した京都の美~東本願寺・龍安寺・正伝寺~
解説:山村 純也(らくたび)
今回は、イギリスの女王陛下や喜劇王、ノーベル賞作家などを魅了した京都の美をめぐる。
最初に訪れるのは、京都の玄関口・京都駅のほど近くにある東本願寺。境内のほぼ中心に位置する御影堂は、間口76メートル、奥行き58メートル、高さ38メートルという壮大な規模を誇る。現在の御影堂は、明治になって再建されたものだ。1895年、再建中の東本願寺を訪れたノーベル賞作家ラドヤード・キップリングが絶賛したものとは?
次に訪れるのは、喜劇王チャールズ・チャップリンが魅せられた京の老舗旅館・柊家。1818年の創業以来、皇族など数々の要人を迎えてきた柊家は、川端康成など文豪に愛された宿としても有名。「柊家の手の届いたところに私のかゆいところがあった」とチャップリンが絶賛した「おもてなしの心」とは?
続いては、1975年にエリザベス女王ご夫妻が訪ねた龍安寺を紹介する。誰がどういう意図で作ったのか分からない、謎に満ちた庭「石庭」をご覧になった女王の感想とは?
最後に足を運んだのは、2016年に亡くなったロックスター、デヴィッド・ボウイを魅了した正伝寺の庭と蕎麦店。デヴィッド・ボウイが涙を浮かべた禅寺の魅力とは?
らくたびの山村純也さんの案内で、イギリス人が愛した京都の美を紐解く。