第10話  失意

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錯乱した太后が麗の寝所に侵入する。麗を呂不韋の女と勘違いしたのだ。欲望に溺れ堕落した太后を、嬴政は一喝する。堕胎薬の件で楚夫人に買収され、嬴政の前でも事実を隠す趙高(ちょうこう)。嬴政は激怒するが、麗の懇願で黙過することに。一方、荊軻は田光に助けられるが、麗を失った悲しみは大きく、燕に戻っても酒浸りの日々。泥酔したところを丹頂門一派に襲われるが、蓋(こう)親子に助けられる。自暴自棄になる荊軻に、蓋聶は公孫羽の昔の姿を語り始めた。