第12話  思慕

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麗は夫人(ふじん)に昇格した。荊軻を思う麗の心に気付く嬴政は、彼女をつなぎ止めるため天明を自分の下に置くことにする。趙高は、燕の丹太子(たんたいし)に趙の燕討伐を伝え、趙燕の同盟を持ちかけるが拒否される。実は、秦は燕援護の名目で趙を討つ策略だった。趙高はこれを伝えるため趙陣営に密使を送るが、密使は李斯が雇った丹頂門に殺害される。そして趙軍は惨敗し、趙王は憤死する。一方、楚夫人は趙高を買収。翌朝、天明は行方不明となっていた。