第2話  失われた記憶

kouteinokoi_02.jpg 葉三(よう・さん)と名乗った康煕帝と別れて、親戚の納蘭府にたどり着いた良児。容若は父親に良児の庇護を懇願するが、自身や家族に累が及ぶことを恐れた納蘭明珠(ならん・めいじゅ)は首を縦に振らない。その夜、良児は何者かに襲われ、池に落ちて頭を強打。目覚めた時には記憶を失っていた。自分の名も忘れた良児はもはや脅威ではないという息子の説得を、明珠は渋々聞き入れる。その日から、良児は小間使いの衛琳琅(えい・りんろう)となった。