第20話  女傑

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麗の傷は幸い浅く、嬴政の献身的な看病で順調に回復していた。麗は自身を陥れた者と、刺客を放った者、黒幕は2人いると嬴政に指摘する。刺客は燕の丹太子の差し金であったが、誰も気付かない。嬴政は麗を襲った侍衛を死罪にしようとするが、麗の進言で考えを変え、楚からも兵を撤退させる。蘭と旅を続ける荊軻は、高漸離と大梁で再会し、鵠落剣法の剣譜が嵩山(すうざん)にあることを知る。嬴政は、祖太后と楚夫人に、麗を王后(おうこう)に立てると告げるのだった。