第3話  懐かしき人

kouteinokoi_03.jpg 上着に施された刺繍を見て驚いた康煕帝は、それを繕った女官を幕舎に呼ぶように命ずる。その刺繍は、幼い頃、ケガをした自分に寄り添って"揺り籠の歌"を歌ってくれた少女がくれた手巾の刺繍とそっくりだった。康煕帝は長い年月、良児というその少女を捜していたのだ。一方、突然正気を失って康煕帝を襲おうとした兵が、因陀羅散という毒を飲んでいたことが発覚。容若の指揮のもと捜査が始まるが...。