第37話  南陽

reiki_37.jpg
韓の兵士に囲まれた嬴政を麗が救う。麗は嬴政に蒙武と李仲を大切にするよう諭し、嬴政の無事と南陽で落ち合う旨を李仲に伝える。南陽に着いた麗と嬴政は親切な老婦人から家族を秦軍に殺されたと聞き、言葉を失う。翌日、秦兵に殺された老婦人の遺体を抱き、麗は民を犠牲にしないよう嬴政に約束させるのだった。同じ頃、燕では田光は丹太子に秦王暗殺を提言していた。ある日、荊軻と蓋蘭は薊(けい)の街で借金取りに虐げられている親子を救う男を目にする。やがて帰宅した荊軻を大勢の人々が迎える。