第82回  京都に残る聖徳太子ゆかりの地~六角堂・廬山寺・佛光寺~

2021年は、飛鳥時代の謎多き偉人・聖徳太子の没後1400回目の節目の年にあたる。今回は、京都における聖徳太子ゆかりの地を訪ね、京都で太子信仰が盛んに行われた理由を紐解く。
最初に訪れるのは、聖徳太子が夢のお告げによって創建したと伝わる六角堂頂法寺。本尊は聖徳太子の念持仏と伝わる秘仏・如意輪観音坐像。太子信仰の拠点の一つである六角堂は「いけばな発祥の地」とも言われており、境内には華道家元池坊の道場がある。六角堂の住職を代々池坊の家元が兼ねてきたワケとは?
次に訪れるのは、源氏物語の作者・紫式部ゆかりの寺としても有名な上京区にある廬山寺。聖徳太子ゆかりの仏像が安置されている。最後に訪れるのは、聖徳太子を崇拝した親鸞聖人を宗祖とする佛光寺。佛光寺で見つかった約1300年前の聖徳太子ゆかりの品とは?日本仏教の開祖とされる聖徳太子ゆかりの地をめぐる。

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