第11話  決意の帰宅

kaido_11.jpg 全部兄のための芝居だった、兄のために戻ってほしいと懇願する朗月軒(ろうげつけん)の言葉を聞いて、顧海棠(こかいどう)は戻ってもいいと答える。だが、それは正式に離縁するためだった。こうして朗家に戻った顧海棠は朗(ろう)夫人から、本当の次男の朗月円(ろうげつえん)を亡くした悲しみを埋めたのが養子の朗月軒だったこと、朗月明(ろうげつめい)の火傷は10年前の火事が原因だと聞かされ...。