第34話  芸初との別れ

kouteinokoi_34.jpg 康煕帝の周囲で起きた数々の事件への関与を疑われている長慶のため、芸初は逃亡を決意する。待ち合わせの夜。追われる刺客を長慶だと思い込み、とっさに飛び出した芸初の体を、兵が放った矢が貫いた。意識がなくなっていく芸初を抱いて、長慶は名前を呼び続けた...。芸初に死化粧を施していた琳琅は、遺体が身に付けている特殊な三角鏢と銀のかんざしを見て、8年前に死んだはずの兄に思い当たる。