第44話  祖国

reiki_44.jpg
諜報網が破られ、罰を恐れた昌平君は、祖国を守る名目で楚夫人に身代わりを頼む。これに応じた楚夫人は、嬴政を信じ切ってはいけないと麗に忠告した後、嬴政に自首する。嬴政は真の首謀者が昌平君だと見破っていたが、昌平君の価値を考え楚夫人を死罪とする。荊軻は丹太子と杯を交わし、丹太子が私怨のために秦王暗殺を企てたことを指摘する。丹太子や高漸離、蓋蘭に見送られ、荊軻は秦舞陽と衛荘(えいそう)を供に、秦へと馬を駆るのだった。