9月27日~10月1日

9月27日(月)
「日本を狙う北朝鮮のミサイルは迎撃可能なのか!?」

ゲスト:平井 久志(韓国・慶南大極東問題研究所フェロー)、豊田 祐基子(共同通信 特別報道室次長)

15日、北朝鮮は短距離ミサイル2発を発射。山中の列車から発射される様子を公開し、800キロ先の標的に命中したと発表した。ミサイルは、米国本土ではなく日本や韓国など周辺国を狙ったと分析されている。来月10日、北朝鮮は労働党の創建記念日を控えており、更なる発射の可能性もある。同じ9月15日、韓国も潜水艦発射弾道ミサイルの試射を実施。北朝鮮は「北南関係は決定的に棄損される」と非難した。南北双方の軍拡が今以上にエスカレートすれば、朝鮮半島は緊張の度合いを一段と高める。日本はいかに対処すべきなのか?日本と米国の連携の在り方は?専門家と共に考える。


9月28日(火)
「日米は対中包囲網強化へ 次期政権の安保戦略は?」

ゲスト:河野 克俊(前統合幕僚長)、前嶋 和弘(上智大学 総合グローバル学部教授)

自民党総裁選挙では、中国問題や北朝鮮の核・ミサイルなど外交・安全保障も大きな争点になった。一方、4人の候補者が激しい選挙戦を繰り広げる中、既に退陣を表明している菅義偉首相は最後の外遊先となる米ワシントンを訪問。日本と米国、オーストラリアとインドの「クアッド(Quad)」4首脳が初めて対面での会合を行い、中国に対抗するため幅広い分野で連携を深めた。対中包囲網を加速させるバイデン政権にとっても、クアッドは対中戦略の中核となる。日本は、どのような具体策をもって日米同盟を強化するのか?力による現状変更を強行する中国に対して、日本の次期政権はいかに対処すべきか?新たな外交・安保戦略について、自衛隊制服組(自衛官)トップの統合幕僚長を異例の長期にわたり担った河野克俊氏が提言する。


9月29日(水)
「自民党新総裁決定!「永田町の力学」を徹底検証」

ゲスト:中北 浩爾(一橋大学教授)、角谷 浩一(政治ジャーナリスト)

菅義偉首相の後継を選ぶ自民党総裁選挙が29日に投開票され、河野太郎・規制改革担当相▷岸田文雄・前政調会長▷高市早苗・前総務相▷野田聖子・幹事長代行の4候補による"ポスト菅"争いの激戦に終止符が打たれる。去年から一転、全党員・党友に投票権が与えられる「フルスペック」による今回の総裁選。事前の調査・分析によると、多数の党員・党友票獲得が予想され優位に立つのは河野氏だが、1回目の投票で過半数には届かず、2位を争う岸田氏か高市氏との決選投票へともつれる公算が大きい。投票ギリギリまで各陣営の激しい駆け引きが続くなか、ニッポンの次期リーダーの座を手中に収めるのは誰か?4候補の何が勝敗を分けたのか?水面下でどんな駆け引きが?専門家と共に「永田町の力学」を徹底検証する。


9月30日(木)
「新総裁 岸田前政調会長の発信・説明力を大解剖!」

ゲスト:御厨 貴(東京大学 先端科学技術研究センターフェロー)、細川 隆三(政治ジャーナリスト)

9月29日、第27代自民党総裁が岸田文雄・前政調会長に決まった。来週には国会で指名され、100代目の内閣総理大臣に就任する運びとなる。内政・外交ともに取り組むべき政策は山積しているが、まずは新型コロナウイルス感染症対策を万全にする手腕が問われる。ただ、いずれの政策・施策に取り組むとしても、最も重要な前提は「国民への説明」ではないか。菅義偉首相はワクチン接種者を急増させるなど、大きな成果は出したものの、国民からの評価は低かった。理由の一つが「国民への説明不足」ではなかっただろうか?緊急事態宣言は解除されたが、引き続き感染症対策には国民の協力が必要で、新しいリーダーには"国民に刺さる言葉"が求められる。新総裁に就いた岸田氏の、「発信力」と「説明力」をはじめとする「言葉の力」を徹底解剖する!


10月1日(金)「リベラルタイム」
「eスポーツってなんだ!」

ゲスト:清野 悠介(毎日新聞社スポーツ事業部 全国高校eスポーツ選手権プロデューサー)

「eスポーツ」をご存知でしょうか?2023年には世界のeスポーツ市場は1700億円を超え、日本でも同年、150億円超の市場規模になるとの予測があります。そこで今回は「eスポーツってなんだ!」をテーマにお送りします。毎日新聞社では2019年から「全国高校eスポーツ選手権」を主催。この年の第1回大会では115校153チームの参加でしたが、第3回大会には194校346チームが参加しました。この秋には第4回大会の予選が始まります。eスポーツとはどのような競技なのか、毎日新聞社スポーツ事業部所属で全国高校eスポーツ選手権のプロデューサーでもある清野悠介さんにお話しを伺います。