第1回  カミーユ・ピサロ

カミーユ・ピサロ 第1回

他の印象派の画家たちよりも年長で、個性豊かな仲間たちのまとめ役だったため、「印象派の長老」と呼ばれているカミーユ・ピサロ。彼の穏やかな人柄を慕って集まってきたまだ駆け出しの画家だったセザンヌやスーラらに助言を惜しまない一方で、自らも若い画家たちの手法を謙虚に学び、新しい表現を求めて生涯描き続けました。ご紹介する作品は、カミーユ・ピサロ「赤い屋根、冬の効果」、「パリ、モンマルトル大通り」ほか。