第2回  アルノルト・ベックリン

アルノルト・ベックリン 第2回

十九世紀末から二十世紀にかけて大きな影響力を持った象徴主義の画家、アルノルト・ベックリン。代表作「死の島」の複製画は、ドイツでは家庭に飾られる複製画として人気を博しただけでなく、あのヒトラーやラフマニノフらも虜にしました。不気味に静まり返った島に、小舟で向かう白装束の人物。この謎めいた情景に、ベックリンはどんな意味を託したのでしょうか。ご紹介する主な作品は、ベックリン「死の島」、「生の島」ほか。