第84回 世界遺産の苔寺から竹の寺へ 松尾山周辺の今
解説:中田 昭(写真家)
今回は、京都の西に位置する松尾山周辺の神社仏閣をめぐる。
最初に訪れるのは、境内を覆う苔の美しさから「苔寺」とも称される世界遺産・西芳寺。120種類以上の苔で覆われる庭園は、自然の美しさに満ち溢れ「京都にこんな庭があったのか」と訪れる者を驚かす。この庭を人は「奇跡の庭」と呼び、伝説の起業家スティーブ・ジョブズも絶賛した。そんな西芳寺が44年ぶりに行った改変とは?
次に訪れるのは、西芳寺とも縁の深い京都最古の神社の一つ松尾大社。酒造りの神様として全国的に知られる松尾大社では、酒にまつわる様々な神事を執り行っているが、2014年から新たな行事が加わった。日本酒を楽しむ交流の場として始まった新たな取り組みとは?
最後に訪れるのは、一休宗純禅師ゆかりの寺として知られる地蔵院。境内に広がる見事な竹林にちなんで「竹の寺」とも呼ばれている。そんな竹の寺で、2021年からはじまった音楽奉納とは?
京都で活躍する写真家の案内で、松尾山周辺の神社仏閣の今を伝える。