第30話  断ち切れた絆

reio_30.jpg 慕容林致を拉致した人物を突き止められずに悶々としていた李倓は、林致と離縁するよう皇太子に命じられる。王府に置いておけば、いずれ陛下から賜死させられるというのが理由であった。果たして離縁状を渡された林致は生きる気力を失い、自害を試みるのだが、沈珍珠に阻まれ一命を取り留める。後日、李倓を助けてほしいと李俶が林致を訪ねてくる。李倓は重い病を患い、侍医でもなす術がなく、瀕死の状態に陥っていた。