第40話  留まる覚悟

reio_40.jpg 玄宗一行は長安を捨て剣南へ向かったが、出立の知らせを受けなかった沈珍珠は置き去りにされてしまう。それを知った珍珠は、自分は馬車の揺れに耐えうる状態でないため、李适だけでも無事に逃してほしいと張得玉に頼む。一方、戦場より生還した李俶は、潼関を失ったことを玄宗より叱責され、一晩中ひざまずかされる。やがて玄宗の怒りが静まり護衛を命じられた李俶だったが、珍珠が長安に残っていることを知り迎えに行こうとするのであった。