第11話  湯殿の危機

kayoueishi_11.jpg 身辺を探られていることに気づいた座長は湯殿で今夏に刃物を突きつけた。後ろ暗いところがあると見た陸繹と今夏は座長を捕らえて詮議するが、座長は師兄の雲遮月に恨みを持っていたことは認めたものの、替え玉の件は知らず、自分は殺していないと言い張る。陸繹は閬苑での怪奇現象を亡霊の仕業ではないと言うが、今夏は閬苑で子供の幽霊を見たことが気になっていた。再び閬苑を訪れた今夏は子供の幽霊の正体と、ある事実を知り...。