#6 死者への恩返し
デルガドの勤続20年のメダル授与式を警察本部で祝っていると、緊急の電話がかかってきた。誘拐されたという女性からの電話は、彼女の悲鳴と共に途切れてしまう。女性が電話をかけていたと思われる場所を特定し急行するが、そこには女性の姿はなく車とそのトランクから大量の蛇が発見された。誘拐されたのはローラという名前の女性で、かつて彼女の目撃証言で放火の罪で投獄された男がいることが判明。この事件の主犯はその男の指示によるものではないかと疑惑の目が向けられた。しかしエレーナとデルガドが刑務所で事情聴取を終えると、その男が何者かに刺されてしまう。男の遺体を検視した結果、やけどの跡は実際の火災のものと違うことが判明する。そしてなんと犠牲者と思っていたローラこそが放火の犯人だったのだ。この死んだ男は金銭と引き換えに罪をかぶったことも分かる。また当時の現場には実は少女が二人いたことがわかり、そのうちの一人も誘拐されたことが判明する。