第12回  転換期名画③ゴヤ

転換期名画③ゴヤ 第12回

人類史上の大変革の時に、画家たちはどのように時代を描いたのか。全四回の「転換期の名画」シリーズ、三回目はゴヤです。十九世紀、スペイン王室が凋落し、その混乱に乗じてナポレオン率いるフランス軍に攻め入れられるなど、激動の時代を生きたゴヤ。衰退する王室の姿を鋭く写し取る一方で、戦争の恐ろしさや愚かさも描き続けました。ご紹介する作品は、ゴヤ「カルロス四世の家族」、「マドリード、1808年5月3日」ほか。