第49話  因果応報

reio_49.jpg 安禄山は段皇后の子 安慶恩を皇太子に冊封するよう内密に話を進めていた。これを知った安慶緒は、燕の建国に貢献した自分をないがしろにする父親に愛想を尽かし、父親の殺害を決意する。一方、李俶と葛勒可汗たちも安禄山を始末し、沈珍珠を救出するつもりでいた。ある晩、珍珠が李猪児に呼ばれて安禄山の寝宮へ行くと、安慶緒が大勢の兵と共に乗り込んでくる。珍珠は躊躇なく父親を刺し殺すかつての幼なじみに驚愕するのだった。