第45話  梔子(くちなし)の花

eiraku_45.jpg 傅恒が凱旋すると、宮中では令嬪となった瓔珞との噂がささやかれ始めた。嘉嬪や皇后は乾隆帝の猜疑心をあおり、瓔珞を遠ざけるように仕向ける。当初は半信半疑だった乾隆帝も御花園で話す2人の姿を目の当たりにし、純貴妃の言葉に追い打ちをかけられると嫉妬の炎を燃やす。すぐさま瓔珞が好きな梔子(くちなし)を、肥桶(こえおけ)の臭い消しに使うという理由で延禧宮から運び出させた。瓔珞が寵愛を受けたのもつかの間、延禧宮は冷宮になり果てたと見えたが...。