1月17日~1月21日

1月17日(月)
「最大野党候補失速で大混戦!スキャンダルまみれの韓国大統領選と日韓関係の行方」

ゲスト:平井 久志(韓国・慶南大学極東問題研究所フェロー)、奧薗 秀樹(静岡県立大学教授)

3月9日に予定されている韓国大統領選挙まで2か月を切った。
各種世論調査でリードを保ってきた最大野党「国民の力」の尹錫悦氏の支持率が下落。水をあけられていた与党「共に民主党」の李在明氏の支持率が上昇し、「野党・尹氏が断然優位」という状況は吹き飛んだ。
逆転劇を誘発した背景にナニが?逆転劇によって急浮上した"第三の男"安哲秀氏とは...?果たして、安氏と尹氏による合従連衡=野党一本化は実現するのか?次期韓国大統領は「戦後最悪」に陥った日韓関関係にどのような変化もたらすのか?
まるで結果が読めなくなったスキャンダルまみれの韓国大統領選の情勢を、専門家が徹底分析する。


1月18日(火)
「北朝鮮ミサイル連射で挑発!金正恩総書記の狙いは?」

ゲスト:武貞 秀士(拓殖大学大学院客員教授)、礒﨑 敦仁(慶応義塾大学教授)

北朝鮮は今年に入り、早くも弾道ミサイルを日本海に向けて4回発射した。このうち2回に関して北朝鮮は、変則軌道を描き、音速をはるかに超える「極超音速ミサイル」と表明。金正恩総書記が昨年1月の朝鮮労働党・党大会で示した「兵器開発5カ月年計画」に基づき、技術向上を推し進めた結果とみられる。
北朝鮮は「経済制裁の長期化」「新型コロナウイルス」「大規模自然災害」の影響で物資や食糧の深刻な不足に陥っているが、こうした危機的状況でも、ミサイルを連射し軍事挑発を続ける金総書記の狙いとは?北朝鮮の悲願である米朝交渉が途絶える中、日本は「前提条件なし」での対北交渉を実現できるのか?
北朝鮮の最新情報を交えて、専門家が徹底分析する。


1月19日(水)
「支持率低迷...米バイデン政権1年 トランプ氏の復権はあるか?」

ゲスト:中山 俊宏(慶応義塾大学 総合政策学部教授)、中林 美恵子(番組コメンテーター / 早稲田大学 社会科学総合学術院教授)

2020年のアメリカ大統領選挙は、当時のトランプ大統領が自身の敗北を認めないまま前代未聞の形で幕を閉じ、バイデン大統領へと政権交代した。
あれから1年。「アメリカ・ファースト」によって引き起こされた「国民の分断」や「外国との軋轢」を修復することから船出しはずのバイデン大統領の支持率は低迷している。新型コロナ対策&経済再建&中国・ロシアとの対立など...多くの難題を抱える中、11月には「中間選挙」が迫り、バイデン政権に審判が下される。果たして、国内外の難題を解決して、支持率低迷に歯止めをかける秘策はあるのか?
一方の野党・共和党は、トランプ前大統領が15日にアリゾナ州で大規模集会を開き、改めて前回の大統領選挙での不正を訴え、「2024年にホワイトハウスを取り戻す!」と宣言した。
バイデン大統領の就任1年を評価すると共に、中間選挙に向けて混迷深まるアメリカ政治の今を検証する。


1月20日(木)
「"オミクロン国会"開会!国民が納得する感染症対策とは?」

ゲスト:田村 憲久(前厚生労働相)、鈴木 一人(東京大学公共政策大学院教授)

「今、我が国は、オミクロン株の感染急拡大に直面しています」
今週開会した通常国会。岸田文雄首相の施政方針演説は、新型コロナウイルス・オミクロン株で始まった。さらに...
「一度決めた方針でも、より良い方法があるのであれば、躊躇なく改め、柔軟に対応を進化させていく所存です」
"岸田流新型コロナ対応"をアピールし、国民に協力を要請。最終的にコロナ関連部分は演説全体の4分の1を占めた。
一方、野党はオミクロン株の主要な感染源が在日米軍基地だった経緯などを追い風に、政府のコロナ対策や対米外交姿勢を厳しく追及する構え。
まさに"オミクロン国会"ともいうべき様相を呈し始めたのだ。岸田政権は、国民が納得する有効な感染症対策を打ち出せるのか?越えるべき課題を、前厚生労働大臣と「新型コロナ対応・民間臨時調査会=コロナ民間臨調」のメンバーだった有識者が提言する。


1月21日(金)
「月面を闊歩する初の日本人宇宙飛行士は誰だ!?」

ゲスト:金井 宣茂(JAXA=宇宙航空研究開発機構 宇宙飛行士)

毎月第1・第3金曜日は、ジャーナリストの岸田雪子が、月曜~木曜日で扱う政治・経済・国際問題や安全保障といった硬派なテーマにとどまらず、子育て・教育・カルチャー・スポーツなど、身近なテーマを生活者目線で取り上げ、分かりやすくかつ 週末を迎える視聴者がホッと一息つけるような、明るい未来志向のスタンスでお送りしていきます。
月面を闊歩する初の日本人宇宙飛行士は誰だ!?
JAXA(宇宙航空研究開発機構)が13年ぶりに宇宙飛行士の募集を行っている。年齢や経歴は不問とし、多様な人材の中から選考→一定の訓練を施した上で絞り込み→アメリカのNASA(米航空宇宙局)に推薦する。
NASAでは各国が推薦してきた候補者を選別。"選ばれし者たち"は、NASAが主導し、2025年以降に計画している月面探査プログラム「アルテミス計画」に参加する宇宙飛行士候補生となる。
NASAの「アポロ計画」以来の月面探査は、再び人類を月に送り、現在の国際宇宙ステーションよりも遥か遠い月に有人拠点を作るのが目的だ。
動き出した壮大な計画について、現役宇宙飛行士で自身もアルテミス計画に参加する可能性を秘める金井宣茂飛行士に聴く。