第15話  川に沿って下る

ameni_nemuru_15.jpg 葉小禾は、木の下に埋まっていた業務日誌を掘り返す。父の物だ。山峰は川下りをしながら、筏(いかだ)を作って暮らしていたある家族の話を聞く。その話の中で、口のきけない人物が事件の鍵になると踏んだ山峰は、その人物の行方を追う。葉小禾は周宇の遺品を整理しながら、引き出しから出てきた手話の本をめくる。そこに書かれていたのは...。