第71話  つかの間の安らぎ

reio_71.jpg 李俶はついに皇太子に封じられる。一方、楚王府を離れた沈珍珠は、李白の元に身を寄せていた。李白と共に子供を教える日々に安らぎを見出す彼女だったが、再び戦火が迫っていると知り、故郷の呉興へ旅立つ。だが道中、賊軍討伐に来ていた唐軍に捕らわれ、道案内をするよう命じられる。軍中に独孤靖瑶がいると知った珍珠は逃げようとするが、時すでに遅しだった。ぶ然とする独孤靖瑶に対して、珍珠は他人の空似だと言い張る。