第42話  鳳凰と錦鯉

eiraku_42.jpg 第七皇子を死に至らしめたのは純貴妃だった。衝撃的な事実を知った瓔珞は、先の皇后の敵討ちを決意する。皇太后の誕生日を祝うため、乾隆帝や妃嬪たちが円明園に勢ぞろいした。瓔珞は海蘭察(ハイランチャ)の手を借りつつ、皇太后のために瑞祥(ずいしょう)を現す。その目的は皇太后に近づき、乾隆帝の妃となることだった。目論見どおり貴人に封じられた瓔珞は、紫禁城に戻ることになる。だが袁春望は乾隆帝に激しい敵意を見せつつ、瓔珞を止めようとするのだった。