第75話  回紇へ

reio_75.jpg 李俶の元に、黙延啜が崩御したという知らせが届く。回紇では次期可汗の座を巡り、内乱が起きていた。そんな中、李婼が消息を絶つ。妹の身を案じた李俶は、回紇へ向かうことにした。だが、しばらくして李俶まで行方知れずになる。困り果てた朝廷が頼ったのは、沈珍珠だった。回紇に着いた珍珠は、とある屋敷に招待される。そこへ現れたのは、死んだはずの黙延啜だった。彼は葉護の裏切りの証拠をつかむため、死を装っていたのだ。