最終話  すべては唐のために

reio_82.jpg 李俶と沈珍珠は思い出の山小屋にやってくる。李俶は手ずから長寿麺を作り、珍珠の健康と長生きを願った。皇宮に戻った李俶は、大臣たちから即位の礼を急ぐよう迫られるが、頑として聞き入れない。その様子を見た珍珠は、大臣の諫言に従い、民を第一に考えるよう李俶を説得するのだった。即位の礼の当日、珍珠は療養と称して南方に旅立つ。国を得たものの、最愛の妃を失った李俶は、複雑な思いを胸に唐の山河を見つめるのだった。