2月7日~2月11日

2月7日(月)
「核・大陸間弾道ミサイル実験解禁?北朝鮮の暴走が止まらない!」

ゲスト:平井 久志(韓国・慶南大学極東問題研究所フェロー / 元共同通信ソウル支局長)、黒井 文太郎(軍事ジャーナリスト)

先月30日には4年ぶりに中距離弾道ミサイル発射に踏み切るなど、北朝鮮は今年に入り、過去にないペースでミサイル発射を繰り返している。日本や米国の防空システムでは防ぐことの出来ない軍事技術を完成させた可能性も高い。
そればかりか、朝鮮労働党の金正恩・委員長(当時・現総書記)が2018年、トランプ米大統領(当時)との史上初の米朝首脳会談で約束していた「核実験やICBM(大陸間弾道ミサイル)発射実験の凍結」を解除する方針も示唆している。
北朝鮮の核・ミサイル開発は最早、止めることができないのか⁉キナ臭さを増しながら新局面に入った北朝鮮情勢について、専門家が分析する。


2月8日(火)
「次期韓国大統領誕生へ!日韓対立は修復不可能か?」

ゲスト:河野 克俊(前統合幕僚長)、李 相哲(龍谷大学社会学部教授)

1カ月後に迫る韓国大統領選挙。与党「共に民主党」の李在明候補と最大野党「国民の力」の尹錫悦候補の対決が軸となる。ところが、どちらか一方がリードを広げても、次の週には形勢逆転というパターンが繰り返される、過去に例のない大混戦に。
大混戦を制して誕生する次期韓国大統領は、いかなる対日戦略を取ってくるのか?文在寅政権で最悪となった日韓関係は、修復不可能なのか?北朝鮮の核・ミサイル問題を抱える中で、揺らぐ日米韓協力の行方は?
歴代最長の任期を務め、数々の「日韓危機」に最前線で対処した前統幕長をゲストに、海上自衛隊・哨戒機に対するあり得ないレーダー照射事件の真相を含め、直撃する?


2月9日(水)
「感染力強いステルス型出現 オミクロン第6波収束はいつ?」

ゲスト:二木 芳人(昭和大学医学部客員教授)、水野 泰孝(グローバルヘルスケアクリニック院長)

新型コロナウイルス・オミクロン株による新規感染者の増加に歯止めがかからない。
しかも、世界で感染急拡大を引き起こしたオミクロン株の主流型「BA.1」を上回る感染力を有するとされる派生型のオミクロン株「BA.2」が、日本を含む約60カ国で確認された。海外の一部の検査で「BA.2」が検出されないことから「ステルスオミクロン」の異名を持つ。現時点で重症者の急増や、ワクチンの無効化を示す調査結果は出ていないものの、不明な点が多いとして各国は警戒を強めている。
岸田文雄首相は7日の衆議院予算委員会で、今月中のできるだけ早期に1日100万回のワクチン接種を目指すと表明したが、果たして実現できるのか?オミクロン株第6波の収束はいつになるのか?
専門家が解説する。


2月10日(木)
「新型コロナ対策総点検!国と自治体の連携はできているのか?」

ゲスト:仁坂 吉伸(和歌山県知事)、竹中 治堅(政策研究大学院大学教授)

新型コロナウイルス・オミクロン株による感染の拡大が、子どもや高齢者に広がっている。オミクロン株はその特性から、これまでとは違った感染対策が求められる。
ところが、コロナ禍の2年間、検査不足や医療機関・保健所のひっ迫が続いている。原因の一つは、国と都道府県、都道府県と区市町村それぞれの役割分担が不明確だという体制上の欠陥。自治体ごとに違う対応能力や医療態勢について国が十分認識できていないなど、意思疎通に欠ける局面も露呈した。各自治体の間で、ワクチンの偏在や接種率の格差が生じるのも、こうした種々の要因が絡み合ってのことだ。
なぜ、同じ混乱が繰り返されるのか?変異を繰り返す新型コロナウイルスへの合理的対応を可能にするために不可欠な、国と自治体の関係を考える。


2月11日(金)
「『八丁味噌』と名乗れない?!老舗の苦悩 / コロナ禍で広がる「怒り」の正体」

ゲスト:江上 剛(作家)、安藤 俊介(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事)

毎月第2金曜日は、注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が徹底解説する「NEWS勘どころ」、ゲストが独自の目線でニュースに切り込む「クロスアングル」、そして気になる新聞記事を深堀りする「ニュースのツボ」の、3つのコーナーをお届け。
今回のクロスアングルは「伝統食品のブランド名」について考える。地理的表示(GI)保護制度によって「八丁味噌」発祥の老舗が窮地に追い込まれた。農林水産省は、愛知県内の協同組合に加盟する企業が扱う製品だけに「八丁味噌」の名称使用を認可。組合員でない老舗2社は、八丁味噌と名乗れなくなる、本末転倒のリスクに直面している。現場を取材した作家に聴く。
もう一本の「クロスアングル」は、コロナ禍で増える「誹謗中傷」や「〇〇警察」、そしていまだ止められない「あおり運転」。この種の行動の原点は、人の「怒り」だという。誰しも抱えている「怒り」の感情とは何か?を分析し、コントロールする方法を専門家から学ぶ。