第56話  乳母の文

eiraku_56.jpg 瓔珞から裏切りを暴かれた袁春望(えんしゅんぼう)は、これはお前への復讐だと告げ、皇后への忠誠を誓う。そして延禧宮が冷遇されて2カ月、皇后に次ぐ寵妃となった舒嬪はすれ違った明玉の顔に傷をつける。瓔珞は寵愛を失っても虐げられないよう、皇太后の歓心を買い舒嬪に対抗するが、実は皇太后も紫禁城(しきんじょう)が皇后の天下にならぬよう均衡を図りたい狙いがあった。そんな皇太后の敵意を感じた皇后は、袁春望が呉書来(ごしょらい)より奪った乾隆帝の乳母の文を利用し...。