第8話  皇子の本意

togu_08.jpg 小楓と承鄞は朔博兵に包囲されたハーシを救うため、援軍を頼みに裴照の軍営へと向かう。ところがその途中、砂漠で承鄞が流砂に巻き込まれ、小楓は命懸けで救おうとするが、承鄞の体はどんどん砂に沈んでゆく。力尽きた承鄞は、小楓に「すまない」と詫びながら、手にしていた綱を離す。一方、豊朝の朝廷では、李承鄴の側近・李釅(りげん)が「皇太子の暗殺犯を第二皇子が捕らえた」と報告。その報復として丹蚩を討伐するか否かで、大臣たちは激しく対立する。