第67話  深まる亀裂

eiraku_67.jpg 第五皇子を陥れたという疑惑を払拭できなかった第四皇子は収監されてしまう。袁春望の策略どおり、皇子2人が帝位争いから失脚し、第十二皇子が最も有力な世継ぎ候補となる。だが、母親である皇后は周りから疑いの目で見られたうえ、絶え間ない頭痛に襲われ、心身ともに疲弊していた。乾隆帝は皇后の体を気遣い、長旅となる南巡には随行せず、皇宮で養生するよう勧めるが、皇后は随行せねば威厳を損ねると拒み、両者の溝はいっそう深まる。