3月7日~3月11日
3月7日(月)
「野党一本化で大逆転!?投票日直前の韓国大統領選を徹底分析」
ゲスト:平井 久志(韓国・慶南大学極東問題研究所フェロー)、五味 洋治(東京新聞論説委員・元ソウル特派員)
2日後に迫った韓国大統領選挙。これまで、左翼系与党候補の李在明・前京畿道知事と、保守系最大野党候補の尹錫悦・前検事総長の2人が、支持率僅か数ポイント差という大混戦を交互に演じ、いずれが勝つのか不透明なきわどい選挙戦が続いて来た。
ところが、ここに来て野党系2候補が一本化で合意。「第三の男」だった中道系野党候補の安哲秀氏の票を上積みすると、俄然「尹候補有利」に傾いたとの分析も出てきた。果たして、「尹候補有利」との分析に"死角"は無いのか?
もっとも、「どっちがマシ」という、有権者に"負の選択"を迫る選挙に嘆きの声も...。果たして、勝利を手にするのはどちらの候補なのか?
「戦後最悪」とされる日韓関係修復にも影響する韓国大統領選の行方を、専門家が探る。
3月8日(火)
「ロシアの無差別攻撃激化!核を使うか?プーチン大統領」
ゲスト:小泉 悠(東京大学先端科学技術研究センター専任講師)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部教授)
ロシアのウクライナ侵攻は、一般市民を標的にし、原子力発電所をも攻撃する、国際法上許されない無差別な暴挙と化した。しかも、プーチン露大統領は核兵器の使用など、目的達成のためには手段を選ばない姿勢を示し恫喝を続ける。戦況が作戦通りに進んでいない現在、プーチン大統領の次なる一手は、想像するのも恐ろしい。
一方、バイデン米大統領は就任後初となる一般教書演説で、ウクライナ侵攻を「プーチンの戦争」と非難し、国際社会が結束して代償を払わせると強調した。
バイデン大統領とプーチン大統領はそれぞれ今後、いかなる決断を下すのか?
首都キエフをめぐる攻防の激化など最新のウクライナ情勢と、米露対立の近未来を、専門家が徹底分析する。
3月9日(水)
「緊迫!ウクライナ最新情勢/参院選・野党共闘の行方は?」
ゲスト:泉 健太(立憲民主党代表 / 衆議院議員)、鈴木 哲夫(番組コメンテーター / ジャーナリスト)
▽「緊迫!ウクライナ最新情勢」
ロシアはウクライナの南東部・マリウポリなど数都市を対象に、一時停戦を行い住民を退避させる「人道回廊」 を設置すると発表した。しかし、ロシア軍は攻撃を続行。首都・キエフでの攻防も激しさを増している。
欧米と並び、対ロシア経済制裁の強化を推し進める日本政府の対応は十分といえるのか? 最新情勢とともに考えていく。
▽「参院選・野党共闘の行方は?」
夏の参院選に向け、野党第一党・立憲民主党は党勢拡大に苦慮している。
野党を取り巻く情勢も不透明だ。立憲の泉健太代表は去年11月の党代表就任以来、共産党との連携をめぐる関係を「白紙にする」と述べている。泉代表は、共産党との関係をどのように考えているのか?
一方、国民民主党の玉木雄一郎代表は今月4日、自民党総裁・岸田文雄首相と公明党・山口那津男代表との3党首会談を行うなど、与党との連携を模索する動きを見せている。旧民主党を源流とする立憲と国民民主の距離は広がっていくのか?
立憲・泉代表に野党共闘の行方を問う。
3月10日(木)
「韓国に新大統領!"新時代の日韓関係"は幻想なのか?」
ゲスト:平井 久志(韓国・慶南大学極東問題研究所フェロー)、権 容奭(一橋大学准教授)
歴史的な接戦を制し、韓国で新大統領が誕生!
世論調査では、最終盤まで両候補の支持率は拮抗していたが、20代~30代若者の無党派層で明暗を分けたのか?若い無党派層の投票行動に影響した事象は「感染拡大が続く新型コロナウイルス・オミクロン株」?はたまた「緊迫するウクライナ情勢」だったのか?
一方、新政権の船出にともない、日本が懸念するのは新大統領の対日政策だ。選挙戦では、「慰安婦問題」&「大東亜戦争中のいわゆる"徴用"をめぐる問題」&「竹島問題」を念頭に、「日本との関係を改善する必要がある」としてはいるのだが、果たして......。
岸田文雄首相の持ち味「聞く力」は、韓国・新大統領との一定の関係や戦後最悪だった日韓関係に新時代を、それぞれ築けるのか?
日本に求められる外交ビジョンを、専門家が提言する。
3月11日(金)
「首都直下地震に備えて」
ゲスト:平田 直(防災科学技術研究所 首都圏レジリエンス研究推進センター長)、永松 伸吾(防災科学技術研究所 災害過程研究部門 部門長)
3月11日は東日本大震災からちょうど11年目にあたる。地震の正式名称は「東北地方太平洋沖地震」。日本国内観測史上最大規模のマグニチュード9.0を記録し、甚大な被害をもたらした。今回取り上げるのは、30年以内に70%の確率で起きると予測されている首都直下地震。一般的に言われている「首都直下地震」の定義やそのメカニズム、地震そのものから受ける被害と、地震により社会インフラが麻痺する事で被る被害などを解説。その備えとして重要と言われている産官学民が持つ経験値やデータを連携させ被害の拡大を防ぐ情報のDX化について専門家にお話を伺う。
報道ライブ インサイドOUT 特別編
「首都直下地震に備えて ~ここまで来ている『産官学民』のデータ利活用~」
今、最も警戒すべき災害の一つが首都直下地震。家屋の倒壊といった物的被害のみならず、都市機能が麻痺する事での経済被害も甚大なものになると言われています。番組では、災害時に一刻も早くライフラインを復旧させる為のインフラ事業者同士での情報共有システムの構築。既に建物の多くに設置されている様々なセンサーを掛け合わせ被害を減少させる為の取り組み。実際の災害データと記録を基に行われる市町村単位の防災訓練の推進などー。首都直下地震に備え産官学民が知恵と技術を結集し行われている様々な研究や取り組みをご紹介します。