第6話  女同士の火花

botabara_06.jpg 富貴子がウェディングドレスの試着に行った帰り、突然、鏡子に呼び止められる。富貴子が豊樹に贈ったダイヤのネクタイピンを差し出した鏡子は、豊樹と同棲していたことを話し、豊樹を奪わないでほしい、と泣きじゃくる。富貴子は妊娠を告げ、豊樹は返さない、ときっぱり言う。富貴子はネクタイピンを美晴に預け、鏡子に会ったことは豊樹に黙っていることにする。翌日、豊樹の誕生パーティが野島家で開かれる。楽しそうに踊る豊樹と富貴子の姿を、鏡子が恨みの目で窓から覗いていた。明け方、野島家の運転手が、ガレージで手首を切って倒れている鏡子を発見する。