第26話  東宮の主

togu_26.jpg 酒に酔った小楓は、承鄞の前で故郷が恋しいと涙を流す。翌日、承鄞は彼女を慰めるために西域から持ち帰った品を物色していたが、狼の牙を手に取った瞬間、覚えのない記憶が頭をよぎる。一方、第二皇子である承鄴が謀反の罪で廃された後、皇太子の座は不在のままだった。そんな折、第三皇子の承玟(しょうぶん)が皇帝を訪ね、外戚の政治介入について意見を述べる。承玟側の意図を察した皇后は、笑みを浮かべながら侍女に耳打ちするのだが...。