第24回  ミレーとコロー

ミレーとコロー 第24回

産業が発達し、社会が大きく変わる中、美術の世界でも新しい動きが。それまでの新古典主義やロマン主義のようなドラマチックな作品ではなく、自然や普通に暮らす人々をありのままに描こうとする写実主義が生まれたのです。やがて都会のパリを離れ、自然豊かなバルビゾン村を拠点に活動する画家たち「バルビゾン派」が誕生。ミレーとコローはその代表格ですが、二人の作風は趣が異なります。彼らの代表作でその違いを見比べてみましょう。