第25回  ターナー

ターナー 第25回

イギリス絵画最大の巨匠ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーは風景画家として知られていますが、大気と光が織りなすドラマチックな画風で一般的な風景画とは一線を画しています。1834年、ロンドンの国会議事堂の大火災を描いた「国会議事堂の炎上」で、ターナーは炎を生き物のように描きました。また、強風で転覆しそうな船の様子など描いた「カレーの桟橋」ほか、ターナーが描いた大気と光のドラマをお楽しみください。