第33話  恋に落ちる予感

botabara_33.jpg 雅也の死を乗り越え、ぼたんは野島家の家族として新しい生活を始める。ぼたんと香世は姉妹の絆をあらためて感じ、両親もそんな二人の成長を楽しみにする。一年後。ぼたんは一周忌を迎える鏡子の墓参りに行く。すると、由岐雄が豊樹の名代として供養にやってくる。由岐雄は苛酷な運命の中でも清らかな心を持ち続けるぼたんに熱い眼差しを注ぎ、ぼたんもまた恋の予感に胸をふるわせる。数日後、豊樹の提案で、野島家で鏡子の一周忌の法要が営まれる。由岐雄が友人を連れてやってくる。ぼたんと由岐雄は再会に心躍らせる。そんな二人の様子を見て、香世の顔色が変わる。