第37話  婚約の日の悲劇

botabara_37.jpg 結婚を急かせる豊樹のお膳立てで、ぼたんと由岐雄は婚約の日を迎える。香世はぼたんを羨ましがり、自分は由岐雄の妾になりたいと言いだす。婚約の祝宴が終わり、ぼたんは由岐雄と二人きりで出かける。そして、一人で帰宅するが、その途中、いきなり三人の男たちに襲われ、乱暴される。傷だらけになって家にたどりついたぼたんは、自分の身に起こったことを両親に打ち明ける。そして、香世に、犯人からむしり取ったバンダナをつきつける。その頃、和人のアパートに、消息不明だった父の友重が、八年ぶりに帰ってくる。