第48話  釜中(ふちゅう)の魚(うお)

togu_48.jpg 7名の挙子の案件について皇帝より再調査の命が下された。危機感を覚えた高于明は、調査担当者に書軸を送って牽制すると共に、高顕に朔博との戦のふりをさせて西域情勢の緊迫を装うことで、時局を打開しようと画策する。一方、顧剣を顧小五だと思い込んでいる小楓は、承鄞に未練を残しながらも顧剣と共に都を去ることを決意、元宵節が済んでから旅立つことを決める。承鄞は小楓を取り戻すために、逃走経路を予測し、城門の警備を強めていた。