第54話  逃亡

togu_54.jpg 小楓は承鄞の元を訪れ自分の気持ちを告げると、承鄞を睡眠薬で眠らせ皇宮を出る。ミロが手を回した商人たちの一行に紛れて城門を出た小楓とアドゥを国境の関門で待ち構えていたのは裴照だった。裴照は小楓の記憶が戻ったことを知り、関門を通そうとする。ところがそこへ承鄞が駆けつけ、関門は閉ざされる。承鄞は必死に説得を試みるも、決意を固めていた小楓は門の上から飛び降りてしまう。その姿を見た承鄞の脳裏にはある光景がよみがえり...。